静かな生活

本、音楽、その他諸々の生活記録。同性年下の恋人あり。

2020-05-01から1ヶ月間の記事一覧

「この人の閾」 保坂和志

「ものを書く人のかたわらにはいつも猫がいた。」をテーマにした『ネコメンタリー 猫も、杓子も』で保坂和志を見た。 予想通りかなりめんどくさそうなおじさんで、とても好感を抱いた。 私はひねくれものが好きなのだ。 表題作『この人の閾』は1995年上半期…

「シックス・センス」

1999年にアメリカで公開された本作。 私も日本公開時に友人と映画館へ観に行きました。 当時流されていたCMに「オチは言わないでね」と注意があったように記憶しているのですが、まぁそうだよね、と。 製作者の意図にどっぷりハマり、おお〜!と感心した口な…

「ふたりは友達? ウィル&グレイス」

昔NHKで放送されていたアメリカのシュチュエーショ・コメディ『Will & Grace』が、Netfilxで配信されていたので観てみました。 ウィルがゲイ…ぐらいしか記憶に残っていなかったので、今見返すと色々と思うところがあったのですが、いちばん気になったことを…

「夜と霧の隅で」 北杜夫

私の本棚には未読本が積み上がった一画がある。 休みの間に少しでも減らそうと、その中でもかなり古いものを今回手に取った。 初の北杜夫。 芥川賞を受賞した表題作を含めて5作品が収められている。 共通しているのは“死”と“狂気”だろうか。 作者が精神科医…

鑑定人と顔のない依頼人

2013年に公開されたミステリー映画。 なぜかNetflixさんに頻繁におすすめされるので、観てみたました。 どんでん返しがあることは知っていて最初からそういう目線で観ていたので、違和感のあるシーンは伏線だろうと思ったし、結末もほぼ予想通りでした。 が…